AGA治療の開始を決意してから、早いもので5ヶ月という月日が流れました。前回の診察からちょうど一ヶ月、本日もかかりつけのクリニックへ足を運び、先生にお願いして頭部の写真を撮影していただきました。この定点観測が、今や私の治療における大切な道しるべとなっています。
実は前回の診察の際に、先生から「これまでの経過写真を時系列で一度見せていただけますか?」というリクエストをいただいていました。治療効果を客観的に判断するための、もっともなご提案です。
しかし、私には一つ、気が進まない理由がありました。自分の薄毛の写真を、スマートフォンのカメラロールに長期間保存し続けることに、どうしても心理的な抵抗があったのです。
現実を直視するのが辛い、という気持ちの表れだったのかもしれません。このブログにアップした写真は、すぐに削除して見ないようにしていました。
ですが、いつも無理なお願いをしている先生のリクエストに応えないわけにはいきません。私は意を決して、過去のブログ記事を一つひとつ開き、投稿した写真をパソコンにダウンロードしました。そして、それらの画像をWord文書に時系列で貼り付けていく作業を行いました。
治療開始から2ヶ月目、3ヶ月目…と並んでいく頭部の写真。それは、目を背けたくなる過去と、少しずつ変化していく現在をつなぐ、まさに「治療の歴史」そのものでした。
ただ写真を並べただけの無機質な資料ですが、完成したものを眺めた瞬間、私は思わず息をのみました。
「…これは、すごいな」
これまでこのブログでは、直近の一ヶ月前との比較や、治療開始時と現在の比較といった「点と点」での比較は行ってきました。
しかし、こうして治療の全期間を線として繋げ、時系列で俯瞰したのは初めてのことでした。そこに写し出されていたのは、自分が想像していた以上に顕著な効果でした。
毎日鏡で見ていると、その微細な変化に慣れてしまいがちですが、客観的な記録は雄弁に事実を物語ってくれます。地肌丸出しだった頭皮が、少しずつ髪で覆われていく過程は、感動的ですらありました。
これだけの確かな変化を目の当たりにしてしまうと、もはや迷いはありません。この治療をひたすらに、そして信じて続けていくしかない。その決意を新たにするには、十分すぎるほどの説得力が、その写真にはありました。
それでは、今回撮影していただいた5ヶ月目の状態を、詳しくご覧いただきたいと思います。前回の診察後、伸びていた髪をさっぱりと散髪しましたので、全体的に短く、より現状が分かりやすくなっているかと思います。
まずは正面からの写真です。今回は、髪が短かった治療開始2ヶ月目の写真と並べて比較してみましょう。
いかがでしょうか。髪の長さが近い分、変化がより鮮明にお分かりいただけるかと思います。2ヶ月目の頃は、前髪の奥に地肌が透けて見えるような頼りなさがありましたが、5ヶ月目では髪一本一本にコシが出て、密度が増しているように感じます。
続いては、右側からの写真です。前回は髪が長かったため、比較対象として同じく髪の短い2ヶ月目の写真を選びました。左が2ヶ月目、右が今回の5ヶ月目の状態です。
ここで特に注目していただきたいのが、サイドから後頭部にかけてです。2ヶ月目の写真では、耳の上あたりから後頭部にかけて、明らかに地肌が透けており、髪の量が少ないことが一目瞭然でした。しかし5ヶ月目では、その部分の透け感が大幅に改善され、髪が頭部をしっかりと覆っているのが分かります。
左側も同様です。こちらの写真でも、後頭部にかけての薄さがかなり目立たなくなっています。以前は、この角度から見ると「ああ、後頭部が薄いな」と一目でわかる状態でしたが、今はその印象が大きく変わりました。
続いて、自分ではなかなか確認できない後頭部の比較です。
これもまた、一目瞭然ではないでしょうか。2ヶ月目の心もとない状態と比較して、5ヶ月目は明らかに髪の密度が高まり、ボリューム感が格段に増しています。
写真でもその違いは明らかですが、実際に手で触れてみた時の感覚はそれ以上です。後頭部に手ぐしを通した時の、指先に伝わる髪の量。それは、治療前には感じることのできなかった、確かな手応えです。
そして最後は、私にとって最も深刻だった頭頂部の比較です。
2ヶ月目の、もはや「悲惨」としか言いようのない状態と比べてみてください。これを「劇的な変化」と言わずして、何と言えるでしょうか。地肌が広く露出し、見るのも辛かったあの頃から、ここまで回復できたことは、大きな自信に繋がっています。
さらに今回から、先生にお願いして頭頂部のやや後ろ側も撮影していただくことにしました。
こちらは、まだまだ地肌が透けて見える状態ではあります。しかし、AGA治療を開始した頃の、産毛すら失われた状態を思えば、これもまた格段の進歩です。この部分が今後どのように変化していくのか、次回以降も同じアングルで記録を続けていく予定です。
AGA治療薬「フィナステリド」の服用を開始して5ヶ月。これまで、気休めにしかならない様々な育毛剤を試し、そのたびに失望を繰り返してきました。
正直なところ、52歳という年齢で治療を始めた私の場合、テレビCMで見るような20代、30代の方々の劇的な変化までは期待していませんでした。それでも、今、これだけは胸を張って、自信をもって言うことができます。
「AGA治療を始めて、本当に良かった」と。
これは、単に髪が増えたという見た目の変化だけを指しているのではありません。たかが薄毛治療、されど薄毛治療です。コンプレックスだった薄毛が改善していく過程と並行して、不思議なほどに日々の生活に自信がもてるようになっていくのです。
鏡を見るのが怖くなくなり、風の強い日も以前ほど気にならなくなりました。人と話すときに、相手の視線が頭部に向かっているのではないかという、あの嫌な不安からも解放されつつあります。
だからこそ、かつての私と同じように、薄毛や抜け毛に一人で悩み、心を痛めているあなたに、この経験を伝えたいのです。一歩を踏み出すのは、とても勇気がいることだと思います。ですが、その先には、今よりもずっと明るく、自信に満ちた毎日が待っているかもしれません。
AGA治療で見た目の自信を取り戻し、心から晴れやかな、自信に満ち溢れた毎日を共に送りましょう。このブログが、その一助となれば、これほど嬉しいことはありません。少なくとも治療開始から一年間は、この経過報告を写真とともにお伝えしていきますので、ぜひ期待して待っていてください。
免責事項:
この記事は、AGA治療に関する一般的な情報提供を目的としており、個別の医学的アドバイスを代替するものではありません。治療法や薬の選択、副作用などについては、必ず医師に相談し、その指示に従ってください。記載されている情報(料金、サービス内容など)は、記事作成時点(2025年5月)のものであり、変更される可能性があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。